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恋夜【ren-ya】 ~第三十二章~
清潔感のある上品な顔立ちから、真面目でガードの固い女性だと思っていた。
こちらの誘いに、乗ってくれる筈はないだろうとさえ思っていた。
これだから女という生き物は分らない。
いくつになっても永遠の謎だなと、つくづく感じる。
デートに誘ったのは確かに私の方からであった。
だが、体の関係をせがんできたのは、あろうことか、Y美の方からなのである。
そして、自分から進んで服を脱いでいくY美…。
暗闇に、彼女の白い肌だけが、浮かび上がる。
さらに、細い体からは想像もつかなかった、まん丸で厚みのある、プリプリの桃尻に、思わず視線を奪われる私…。
もうダメだ、限界である。
ちっぽけな理性など保てるはずも無かった。
己の本能のおもむくままに、彼女を力一杯抱きしめる。
それ以上の情熱で、私の体にしがみついてくるY美がいた…。
腕を背中にまわし、脚を絡め、そして舌までも絡めた上に思いっきり吸ってくる積極的な姿に、私はメスの女を感じずにはいられないのであった。
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